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福岡第一飛行場(雁ノ巣飛行場、ブレディ・ エアベース)跡地 [├空港]

 2009年12月 訪問 

福岡県東区、博多湾に面した場所に、1936年航空局が飛行場を開設しました。

福岡第一飛行場(雁ノ巣飛行場)で、最盛期には大日本航空によって朝鮮、台湾、中華民国、東南アジア等への路線も開設され、

戦前における国内最大の民間国際空港だったのだそうです。

戦後は長い間米軍に接収され、空軍の「ブレディ・ エアベース」として使用されました。

1972年に返還されたのですが、その頃には空港機能は板付飛行場(現在の福岡空港)に集約されており、

ここから再びヒコーキが飛ぶことはありませんでした。

それでも飛行場時代の巨大な格納庫が2002年まで残っており、その様子は様々なサイトで閲覧することができます。

現在飛行場跡地は 「雁の巣レクリエーションセンター公園」として整備されており、

当時の痕跡が僅かに残されています。

 

D20_0001.jpg

公園内の広大な敷地の所々に不思議な模様が残っています。

上の写真は雁の巣球場北側

 

D20_0003.jpg

 

D20_0004.jpg

サッカー場/ラグビー場の北と西側にもありました。

 

D20_0005.jpg

複数のサイトで「これは滑走路のグルーピング跡」という説明があり、オイラもそう思い込んでいたのですが、

「米軍が敷いた穴あき鉄板の跡」だと説明しているサイトがあり、それらの方が説得力ある気がします。

詳しい方、情報お待ちしております m(_ _)m

2013/10/12追記:この不思議な文様についておっちゃんさん、再生おじさんさんから情報頂きました。これは「米軍が敷いた穴あき鉄板の跡」で間違いないそうです。おっちゃんさん、再生おじさんさん 情報ありがとうございましたm(_ _)m

 

D20_0018.jpg

公園の東側は博多湾に面しており、当時の水上機用スロープが残っています。

初めて見ました。

ヒコーキの性能、信頼性がまだまだ低く、飛行場の整備もまだまだだったため、

国際線は水上機が全盛だった時代がありました。

 

D20_0019.jpg

 

D20_0036.jpg

橋の側から見たスロープ。


 

雁ノ巣.png
写真:国土画像情報(カラー空中写真)国土交通省
撮影年度:昭和49年度 地区名:福岡 編集・加工:空港探索・とり

1974年当時の写真。米軍から返還されて3年後の写真です。

うっすらとですが、二本の滑走路がクロスしてますね。

この交差部分に現在でも模様がたくさん残ってるのだそうです。

が2002年まで残っていた格納庫。が現存するスロープです。

 

福岡第一飛行場:map  


        福岡県・福岡第一飛行場(雁ノ巣飛行場)跡地           

福岡第一飛行場 データ
設置管理者:航空局
空港種別:水陸両用飛行場
所在地:福岡市東区奈多
座 標:N33°40′29″E130°23′15″
面 積:開設当時76.9ha、終戦時175.1ha
滑走路:800m2本の交差型
     「陸軍飛行場便覧」(終戦頃)によれば、1,000x80が2本。どちらも舗装
     ブレディ エア ベース当時は、1240m x 40、1440m x 40
磁方位:02/20、11/29
*座標はグーグルアースにて算出

沿革
1935年 01月 建設開始
1936年 05月 完成。滑走路(600×30m)1本、水上機の滑走台と格納庫2棟 76.9ha
1938年 博多湾鉄道汽船粕屋線(香椎線)の線路を北側に移設して面積を2倍に拡張
      滑走路は800m級2本の交差型。戦争の激化とともに陸海軍と共用となった
      戦後はアメリカ空軍に接収され、Brady Air Base(ブレディ エア ベース)として使用
1972年 返還 跡地は福岡市雁の巣レクリエーションセンターとして整備される
2002年 老朽化のため格納庫撤去

関連サイト:
Wiki/福岡第一飛行場 
国土地理院 1948年4月当時の写真(USA R236-No2 67) (■→「同意する」→戻る→再度■をクリック)   
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コメント(27)  トラックバック(0) 
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コメント 27

sak

鷹の巣に飛行場があったのですね
ここにあった方が拡張とかしやすそうだったのに...
でも今の空港から比べると不便になりますね
ここから水上機が飛んで行くの見てみたかったなぁ...
by sak (2010-04-21 13:50) 

pica

公園とはいっても、ちょっと寂しい空気が
漂っていそう…。
by pica (2010-04-21 22:43) 

tooshiba

今の福岡空港は市街地から近くて超便利なイメージ。
博多から地下鉄で2駅ですものね。
某成○とか某関○空港なんて、もう、もう!(x_x;
by tooshiba (2010-04-21 23:03) 

とり

皆様 コメント、nice! ありがとうございます。

■sakさん
鷹の巣ご存じでしたか。
仰る通り、市街地との距離感で、拡張性と利便性どちかを取るか。という感じですね。
水上機、見てみたいですねぇ^^

■picaさん
>寂
あー、それはオイラの撮った写真のせいかもしれません^^;
機会がありましたら是非pica's eye でお確かめくださいませ^^

■tooshibaさん
>もう、もう!
リニアとまではいかなくても、せめて新幹線を・・・。とおもってしまうのですが。
先生はどう思われますでしょうか。
by とり (2010-04-22 06:27) 

OILMAN

こんにちは。
この記事先に見てたら私も見に行けたのに!
ざんねんっ!
by OILMAN (2010-04-22 19:45) 

ハイマン

確かにこの丸い跡
気になるなぁ
by ハイマン (2010-04-22 22:20) 

masa

公園内の地面の跡まで注意深く見られるとは
素晴らしいですね。私なら面倒でとてもできません・・・
by masa (2010-04-23 17:40) 

雅

国際線は水上機が全盛、って時代があったんですか。
まぁ平らな滑走路を造るよりは楽だったんでしょうけどね。
by (2010-04-23 20:23) 

miffy

雁ノ巣っていうと球場しか思い浮かびません^^;
海ノ中道に遊びに行くときに良く通るんですけどね~
by miffy (2010-04-23 22:09) 

an-kazu

こういう立地条件の方が拡幅工事がしやすいのではと思って
しまうのは、後の人間の勝手な思い込みなんでしょうね?
by an-kazu (2010-04-24 00:19) 

とり

■OILMANさん こんにちは。
ありゃ~! マジですか。
アップが遅れて申し訳ないですm(_ _)m

■ハイマンさん
気になりますよね~^^

■masaさん
この模様を見つけに来たと言っても過言ではありません(o ̄∇ ̄o)ハハ

■雅さん
隔世の感がありますよね^^
当時はまだまだエンジンの信頼性が低く、飛行中に止まってしまうことが多かったため、
「エンジンとまったらとりあえず着水できる」というのは非常に大きなことだったようです。

■miffyさん
>球場
まさに地元の方の感覚ですね^^
よく遊びますか^^

■an-kazuさん
実はオイラも同じこと考えました。
by とり (2010-04-24 07:19) 

koume

福岡の空港って、板付ばかりが頭に浮かんだのですが、
複数あったのですね。
旦那様のお父さんにでも、聞いてみようかな。
by koume (2010-04-24 13:11) 

とり

■koumeさん
オイラも最近調べてビックリだったのですが、福岡県は旧軍の飛行場跡が20位あって(もっと多いのかもしれませんが)、
北海道、愛知に次いで三番目に多い県だと思います。ビックリ(XДX)
by とり (2010-04-26 06:34) 

コスト

福岡も思い出の地なので、志賀島にドライブした時に通ってるはずなのですが、
まったく気づきませんでした。
>巨大な格納庫が2002年まで 
まだ時期的にはある頃に通ってるんですが、道路から見れない位置ありますね
板付空港って言い方に違和感があったのは、福岡には戦前は別に空港があったからなんですね。
なんで、はじめから福岡空港って呼ばなかったのかと不思議でした^^;
by コスト (2010-04-30 01:11) 

とり

■コストさん
おお、ドライブしましたか。
このテのモノ、「ここにある」と知らなければスルーしてしまいますよね。
>はじめから
「こっちが本家本元の福岡空港ですバイッ!」なんて言ってるかも^^
by とり (2010-04-30 06:21) 

おっちゃん

はじめまして、

雁ノ巣飛行場の丸い跡は穴あき鉄板を米軍
が滑走路に敷きつめて使用した跡です。
by おっちゃん (2011-04-22 17:25) 

とり

■おっちゃんさん
いらっしゃいませ^^
情報感謝致しますm(_ _)m
by とり (2011-04-24 07:22) 

再生おじさん

「グルービング跡」ですが、これは、米軍が滑走路を敷設するために敷いた穴あき鉄板の穴の跡で間違いありません。

別な構造基地での話ですが、前に何かの本かネットで、穴あき鉄板の写真と敷設され滑走路状となっている写真を見ています。

当時の米軍の滑走路急造工法は、ブルドーザーで地面を平らにし、
そこに大量生産された、「穴あき鉄板」を敷き詰めて滑走路を作る方法です。
(細長い穴あき鉄板を「はめ込みタイル」の様に、となりの鉄板と組み合わせながら敷き詰める工法です。)

どこで見た現物写真なのかを思い出す事ができたら・・・・
またコメントします・・・・・m(_ _;)m
by 再生おじさん (2013-10-11 22:36) 

とり

■再生おじさんさん
詳しい説明をありがとうございました。
記事に追記を入れさせて頂きましたm(_ _)m

もし思い出されましたら、是非コメント宜しくお願い致します。
by とり (2013-10-12 05:21) 

再生おじさん

鉄板の件、思い出しました~(;^ω^)

「20世紀のエンジン史・・・スリーブバルブと航空ディーゼルの興亡」
(鈴木孝 著) のP406に写真付きで説明が記載されています。

以下抜粋です。
「マーストン・マッティングと称し、40cm×3m程のリブ付き穴あきの鉄板で、縦横の端部は鉤と穴が組み合わさるようになっていて、ブルドーザーでならした地表にプラモデルを組み立てるように繋いで敷いていくのである。・・・・中略・・・・南方戦線では絶妙の発明品であったという。」

---------------------------------------------------------------
(私見ですが、鉄板のサイズは数種類あったのではないかと推察しております。)

米国の飛行場建設の驚異的な速さの秘密は、このマーストン・マッティングだった様です。(「マーストン」は発明者の名前らしい・・・)
by 再生おじさん (2013-12-13 00:31) 

とり

■再生おじさんさん
ありがとうございます!!
早速ググってみました^^
この件はこれでやっと落着という感じです。
by とり (2013-12-13 04:20) 

再生おじさん

こちら↓に、掲載しておきましたのでご参照ください♪
http://blogs.yahoo.co.jp/trpys563/9825066.html
by 再生おじさん (2013-12-13 18:43) 

とり

■再生おじさんさん
早速拝見します。
ありがとうございました=(⊃゜Д゜)⊃
by とり (2013-12-14 05:17) 

エミパパ

私の父がブレディ基地内で働いていたので大変懐かしいです、自宅もこの近所でした。滑走路上の鉄板は私も覚えています。ここでバイクレースが開催された時父に連れられて見に行きましたが鉄板が敷かれた上は歩きにくく子供心に苦労したのを覚えています。
基地自体は現在のマリンワールド一帯で、幼い頃こっそりと父に連れられて昭和30年代に何度か中に入ったことがあります。
カマボコ兵舎の中の職員食堂での食事や住宅地の芝生の見事さは正に別世界でした。
マリンワールド付近の一直線になっている部分が当時の基地内のメインストリートで、マリンワールド入り口交差点の玄界灘側角に基地司令部の建物、
対角線の角地に映画館、マリーナ付近には体育館があり水族館の付近は
モータープールと呼ばれガソリンスタンドがありました。
現在の渡船乗り場付近には当時から船の係留施設があり、司令官や将校は自分のモーターボートを係留して博多湾で遊んでいましたね。
西戸崎側には香椎線との交差付近に教会、現在名車旧車館付近にはベンチ、スタンドが備えられた野球場と予備のソフトボール場もあり、
又現在、海ノ中道駅が移設されたエリアの北側には一戸建て住宅地があり、そこは正にアメリカでした。

by エミパパ (2014-09-16 15:06) 

とり

■エミパパさん いらっしゃいませ
お父様が勤務しておられたのですか!
あの鉄板の上は歩き難いのですね。
位置情報等、非常に克明に記憶しておられるのですね。
当時の貴重なお話を聞かせて下さり、ありがとうございました。
オイラもせめて巨大格納庫が残っているうちにお邪魔したかったです。
1つお聞きしたいのですが、ブレディエアベースは1972年に返還とのことですが、
返還する年まで米軍機の離着陸は続いていたのでしょうか?
返還まで飛行場として機能していたのかについては資料がなく、ずっとナゾのままです。
ご教授頂ければ幸いです。
by とり (2014-09-17 04:33) 

NO NAME

西戸崎まで国鉄が走ってました  西戸崎近郊は米軍の居住地区が沢山ありました(昭和40年頃).....


by NO NAME (2015-08-19 19:58) 

とり

■NO NAMEさん
貴重な情報ありがとうございました。
by とり (2015-08-20 06:47) 

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