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般若(柳瀬)飛行場跡地 [├空港]

  2011年10月 訪問 

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富山県‎砺波市‎にあった「般若(柳瀬)飛行場」。

現地を訪れるまでこの飛行場については「砺波市柳瀬 庄川河川敷にあった」という以外分からず、

地元図書館の町史、村史にも飛行場についての記述は見当たらなかったのですが、

「司令部偵察機と富山」という本があり、ここに飛行場についての記述がありました。

上図は本の中にあった米軍作成図から作りました。

川の形も変わっていて、簡略化した図のため、滑走路の場所はおおよそですのでご了承くださいませ。

本当はもう少し東側だったかも。

 

ここに飛行場を建設するに至った経緯について、 「司令部偵察機と富山」の中で次のように説明されていました。

三菱航空機名古屋工場が壊滅し、百式司令部偵察機を製造するため、

1945年1月1日 三菱は富山県射水郡(当時)大門町にある呉羽紡績庄川工場を2年間借用。

百式司令部偵察機の生産部門を当地に移動しました。

近在の福野、井波の各紡績工場と金沢の大和航空機工場、大建産業等を併合して

「北陸ブロック」を形成、これを「第十一製作所」と称しました(大門町の呉羽紡績工場が本社)。

2月11日 百式試運転。数日後各務原飛行場から試験飛行。

その後富山空港で組み立てと試験飛行を行うようになり、

各務原へ貨物輸送するために解体、梱包する手間がなくなったのだそうです。

その後、最終組み立て工場近くに滑走路を建設することになり、

庄川沿いの北般若村で29町歩、柳瀬村で16町歩の良田を潰しました。

こうして上図「般若(柳瀬)飛行場」が造られることになったのですが、建設途中で終戦を迎えました。

 

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・A地点

 

般若(柳瀬)飛行場:map   


      富山県・般若(柳瀬)飛行場跡地     
建設途中で放棄された滑走路は戦後しばらく残っていたのだそうです。また建設跡が残っている地下工場「雄神地下工場」はこの滑走路の南、太田橋を挟んで対岸にあります

般若(柳瀬)飛行場 データ
空港種別:陸上飛行場
所在地:富山県‎砺波市‎下中条‎
座 標:N36°39′30″E137°00′00″
滑走路:1,830m×30m
磁方位:18/36
*座標、磁方位はグーグルアースにて算出

沿革
1945年01月01日 三菱、疎開工場「第十一製作所」立ち上げ
     02月11日 百式試運転。数日後各務原飛行場から試験飛行
     03月     柳瀬北般若に整備と滑走路を起工することを決定
     05月01日 富山空港で最初の百式の組み立てと試験飛行
     08月15日 飛行場建設途中で終戦。

関連サイト:
国土地理院 1947年11月当時の写真(USA 644-1 108) (■→「同意する」→戻る→再度■をクリック)     
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この記事の資料:司令部偵察機と富山


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