So-net無料ブログ作成

旭川飛行場 [├空港]

   2010年6月訪問 2019/5/5更新  


無題2.png

撮影年月日1947/09/29(USA M531 88) 
出典:国土地理院ウェブサイト(地理院データを加工して作成)

旭川空港の北北西15キロにある旭川駐屯地。

元は旧陸軍旭川練兵場だった場所で、昭和15年当時の練兵場内には、

現在のものとは少々異なる着陸場が設けられていました。

防衛研究所収蔵資料:航空路資料 第11 北海道地方飛行場及不時着陸場 昭和16年(1941年)3月刊行 水路部

に当練兵場の要図があり、先頭のグーグルマップはそこから作図しました。

同資料内の情報を以下引用させて頂きます。

旭川練兵場(昭和15年8月調)
石狩国上川郡旭川市(旭川駅の北方約3.5粁)

所管 旭川師団司令部
着陸場の状況
高さ 平均水面上約115米。
広さ及形状 本練兵場は北西方及北東方に兵営を、西方に射撃場を控え長
さ北東-南西約1,470米、幅北西-南東約920米の広大なる短形地区なり・着
陸場として使用可能と認めらるる地域は本練兵場の北東半部にして長さ北東-
南西約800米、幅約400米の短形地区(総面積36.8萬平方米)なるも図示の長
さ約600米、幅約200米の細長き地区を最適とす(付図参照)。
地表の土質 泥土を混入せる沙壌土。
地面の状況 本練兵場の北西側は直ちに高地に接し地表は南西方に向け緩
除なる下り傾斜を成す・着陸区域内の周囲は雑草類疎生し区域内は殆んど裸地
にして南方に稍軟弱なる箇所あるも概ね堅硬地なり・場内諸處に騎、輜重兵訓
練等に因り生ぜし轍痕あり・練兵場の南部及北部には凹凸地あり・着陸可能区
域の南東隅に盲暗渠を設けあるを以て排水良好なり、地表泥土の箇所は降雨に
際して軟弱泥濘と為り易し但し離着陸に支障なし・日射に因る地面の影響なき
も冬季積雪約120糎内外に達することありと言う・付近は盆地をなすを以て風
力弱く土塵を飛揚すること少し。
障碍物 区域内にはなし・着陸区域の南東側に乗馬隊障碍物(飛越柵)
(高さ幅各1米)構築しあり又処々に凹凸地あり・場の北方約1粁付近は近文
台と称する丘陵性台地なり。
適当なる離着陸方向 北東-南西
離着陸上注意すべき点 冬季積雪の際車輪の代りに橇を用い離着陸するを
可とす・離着陸又は地上滑走の際着陸場東側の演習用乗馬隊障碍物、練兵場周
囲の樹木及処々にある牛馬類の轍跡に注意を要す。
其の他
横須賀海軍航空隊の報告に依れば攻撃機着陸場として広袤充分にして地表亦良
好なりと言う(昭和3年9月報告)・本場は旭川市に近く旭川師団司令部其の
他陸軍兵舎と隣接するを以て利便多し・本練兵場中着陸可能区域は使用差支な
きも区域外は軍隊概ね常時使用し又陸軍部隊の訓練等の為諸所に小凹凸を生じ
あるを以て地上滑走の際は特に注意を要す・本場の使用に関しては其の都度旭
川師団司令部と協議するを要す・陸軍機及民間機は本練兵場を屡使用せり。

前述の通り、 現在駐屯地敷地内に斜めに着陸帯が整備されていますが、

1947年の航空写真を見ると、もう既に同じ場所に着陸帯がありますね。

D20_0059.jpg


      旭川市・旭川飛行場跡地      

旭川飛行場 データ

設置管理者:旧陸軍→防衛省
空港種別:陸上飛行場
4レター:RJCA
所在地:北海道‎旭川市‎春光町‎
座 標:N43°47′41″E142°21′57″
標  高:115m
滑走路:陸軍当時:1,200m×150m(転圧)、現在:800m×50m(芝)  
磁方位:08/26

沿 革
1940年 この頃旭川練兵場に着陸場があった

関連サイト:
Wiki/旭川駐屯地  
ブログ内関連記事       

この記事の資料:
防衛研究所収蔵資料:航空路資料 第11 北海道地方飛行場及不時着陸場 昭和16年(1941年)3月刊行 水路部


コメント(10)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

コメント 10

鹿児島のこういち

旭川駐屯地の滑走路は芝生なんですね!陸軍の頃も芝生だったのかしら?(^O^)
旭川ラーメンが、食べたくなりました(^O^)/
by 鹿児島のこういち (2010-10-20 12:54) 

sak

昔の飛行場、自衛隊関係に使われているところ多いのかなぁ...

by sak (2010-10-20 14:24) 

tooshiba

特に米軍の破壊とか接収とかはなくて、そのまま使い続けているんですかね?
いたるところに駐屯地・・・北海道は国防上の要所だと言われているのが、よくわかりますね。
アメリカが妙に殺る気を出してきたのが気になりますが・・・>尖閣
by tooshiba (2010-10-20 18:59) 

コスト

おおっ陸軍時代の滑走路が空港以外でそのまま活用されてるとは。^^
にしても街が先なのか、基地が先にできたのかわからないぐらい
市街地にある駐屯地ですね
35万の市のど真ん中近くに駐屯地はすごいですね
やはりというか、撮影は無理でしたか^^;

by コスト (2010-10-20 21:29) 

me-co

転圧とはいえ、昔の方が滑走路が長かったのですね@@;
by me-co (2010-10-21 00:10) 

miffy

陸海空それぞれの自衛隊員のお友達をつくれば内部の見学も簡単にできるようになるのかも・・・
by miffy (2010-10-21 19:46) 

とり

皆様 コメント、nice! ありがとうございます。

■鹿児島のこういちさん
>陸軍の頃
すみません、調べてみたんですが不明ですm(_ _)m
ttp://www.warbirds.jp/airport/hokkaido/list.html
こちらでは「転圧」となってますが。。。

■sakさん
こういうケース、確かによく出くわしますね~。
「あの飛行場は今」みたいな統計をいつか出してみたいと思っています。

■tooshibaさん
>破壊とか接収とか
すみません、調べてみたんですが不明ですm(_ _)m
ここは現役の飛行場の割には情報が少なくて…(言い訳)
北海道にこれだけ軍事施設が残ったのは、戦後すぐに始まった冷戦の影響なんでしょうね。
なんだか北も南もきな臭くなってきてますね。。。

■コストさん
これ以上の撮影はオイラには無理ですた~^^;
これが民間空港だったらすごいでしょうね。

■me-coさん
確かにそうですね^^
飛行場に与えられた役割の変化ということでしょうか。

■miffyさん
>お友達
アハハ、そうかもしれないですね^^
by とり (2010-10-21 21:54) 

鹿児島のこういち

ウィキペディアの旭川駐屯地では、「旭川駐屯地滑走路、駐屯地創立記念行事にて。滑走面が芝生であることが確認できる。手前の道路は北地区と南地区を結ぶ道路」と書かれていたので、陸軍の頃から使われているのであれば、現在もそうだったのかな?と感じたのです。
by 鹿児島のこういち (2010-10-21 23:44) 

鹿児島のこういち

過去もそうだったのかなって書くつもりが「現在」って書いてましたf^_^;
by 鹿児島のこういち (2010-10-21 23:48) 

とり

■鹿児島のこういちさん
>ウィキペディア
確かに書いてありますね^^
当時はどうだったのでしょうか。
by とり (2010-10-22 07:08) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0